タイヤのメンテナンスや洗車の仕上げに最適なタイヤワックス。タイヤに新品のようなツヤを出すことができるため、車全体が引き締まって見えます。しかし、商品ごとにツヤの出方が違うためどれを選んだら良いのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、タイヤワックスの選び方とおすすめ12選を厳選し紹介しています。最適なタイヤワックスを見つけて、美しさを保ちながらタイヤを長持ちさせましょう。
タイヤワックスを使うメリット

ツヤと光沢でタイヤの見栄えが良くなる
タイヤは走行時の汚れに加え、タイヤ自体に含まれる劣化防止剤が染み出して茶色に変色しますが、タイヤワックスを塗ることでタイヤ本来の黒さを引き立たせ外観を美しく保つことができます。
キレイな状態を保ち洗車が楽になる
タイヤワックスによりタイヤ表面に保護皮膜を形成して汚れや埃の付着を防ぐことができます。そのため、タイヤが汚れにくく洗車頻度を減らしたり、洗車時間を短縮できます。
劣化を抑えてタイヤが長持ちする
紫外線やオゾンによる劣化を防ぐ「紫外線吸収剤」や「オゾン劣化防止剤」入のものもあります。タイヤケア用品として適度に使用すればひび割れを防いだりゴムの硬化を抑えて良好な状態を長く保つことができます。
また、定期的なタイヤワックスを行うことでゴムの減りやひび割れ、空気圧などに気を配り安全で快適なドライブができます。
タイヤワックスの選び方
商品によって種類や施工方法、プラスαの効果などに違いがあります。タイヤのメンテナンス頻度や艶の好み、作業のしやすさなどに合わせて選ぶのが良いでしょう。
ワックスの種類で選ぶ

タイヤワックスなんてどれも同じ! と思いがちですが、実は「水性」と「油性」とタイプの異なる2種類に分類されおり、それぞれの特徴や違いについて紹介していきます。
水性┃自然な美しさとタイヤを保護する
シリコンを水の中で乳化分散させたもので、タイヤに優しく紫外線によるひび割れや色褪せを防いでタイヤ本来の自然な艶が出るのが特徴。そのため、ディーラーやカー用品では、基本的に水性タイプが使われています。
ただし、成分の特性からも雨に弱く耐久性が低いため、定期的なメンテナンスが必要になります。タイヤの寿命を考えるなら水性のタイヤワックスのほうがおすすめと言えます。
油性┃ツヤが出やすく効果が持続する
シリコンを石油系溶剤に溶かしたもので、タイヤに密着しやすく水はけが良いので耐久性が高く新品のような深い艶と光沢を出せるのが特徴。また、水性のワックスと比較して低コストな傾向があります。
タイヤに密着しやすく効果は高いものの、タイヤに含まれる紫外線防止剤を流れ落としてしまうことがあるので注意しましょう。
ワックスの施工方法で選ぶ
スプレー┃作業が簡単で施工しやすい

吹きかけるだけなので作業のしやすさで選ぶならスプレーがおすすめです。施工前のタイヤ洗浄や塗布後の拭き取り不要なものなら手を汚さずお手軽に施工できます。
塗り込み┃ムラが少なくツヤが出る

液ダレしづらくタイヤにしっかりとワックスを塗り込めるのが特徴。その分、スプレータイプよりも施工に時間がかかりますが耐久性は高いです。
タイヤワックスおすすめ12選
水性のスプレータイプ3選
Pro staff┃ミスターブラック スーパー光沢

汚れたタイヤにシュッとするだけ!水洗い・拭き取り不要の簡単作業で、ミクロムースが汚れを素早く落としてギラッと光る黒艶+撥水効果が手に入る。さらに、「強力撥水効果」と「UV吸収配合剤」により、タイヤの劣化・変質を抑えて効果が長持ちします。
ワックスの種類 | 水性 |
施工方法 | スプレータイプ |
内容量 | 500ml |
公式サイト | 製品詳細を見る |
ソフト99┃タイヤツヤ出し&クリーナー

汚れを素早く流れ落とせる新方式の「スーパーミストムース」で泡切れが爽快。作業時間を従来タイプの約1/4に短縮しムラなく美しい仕上がりが得られます。2種類の高粘度シリコーン樹脂がタイヤに密着し、ベタつきがないツヤと水圧の強い洗車機にも耐えられるバリアー性を長期間発揮します。
ワックスの種類 | 水性 |
施工方法 | スプレータイプ |
内容量 | 470ml |
公式サイト | 製品詳細を見る |
KURE┃タイヤ ルックス

新機能『マイクロ フィズ アクション』が汚れを分解し浮き上がらせて強力に除去します。洗浄後はツヤ出し成分をタイヤ表面に均一に付着させ、耐久性に優れた黒ツヤと光沢のあるタイヤへと変化する。さらに、オゾン劣化防止・UV吸収剤がオゾンや紫外線による劣化を抑えてタイヤが長持ちします。
ワックスの種類 | 水性 |
施工方法 | スプレータイプ |
内容量 | 480ml (タイヤ約28本分) |
公式サイト | 製品詳細を見る |
水性の塗り込みタイプ3選
Sur Luster┃タイヤワックス S-139

「みんカラ PARTS OF THE YEAR」のタイヤワックス部門で殿堂入りした人気商品。洗浄後に付属の専用スポンジを使って塗り込むとタイヤ本来の自然なツヤと本物の黒さが復活し愛車をより引き立てる。タイヤに影響のないシリコンオイルは劣化や汚れ防止に最適。
付属のスポンジは塗りやすい形状で、細かな部分も綺麗に塗布できる。さらに、マイクロファイバークロスなどで軽く拭き上げると、ムラなく仕上げることができます。
ワックスの種類 | 水性 |
施工方法 | 塗り込みタイプ |
内容量 | 200ml |
公式サイト | 製品詳細を見る |
CCI┃スマートシャイン タイヤワックス

洗浄後のタイヤに吹きかけて付属の専用スポンジで塗り込むと、高粘土シリコーンにより深みのある美しいツヤが長持ちする超耐久タイプ。さらに、優れた耐オゾン性能により空気中のオゾンからタイヤをガード、酸化によるひび割れを防ぎます。大容量でコストパフォーマンスにも優れているのもポイント。
ワックスの種類 | 水性 |
施工方法 | 塗り込みタイプ |
内容量 | 1000ml |
公式サイト | 製品詳細を見る |
Pro staff┃黒の伝説 タイヤコート S-26

浸透性のシリコンによりタイヤ表面にワックスが素早く浸透し上質な黒ツヤを与える。さらに、UV吸収剤&超重合ポリマーのW効果により、タイヤを長期間保護して劣化を抑えます。作業がしやすいトリガータイプのスプレーと専用スポンジでタイヤ側面の隅々までしっかり塗り込めます。
ワックスの種類 | 水性 |
施工方法 | 塗り込みタイプ |
内容量 | 500ml |
公式サイト | 製品詳細を見る |
油性のスプレータイプ3選
リンレイ┃ウルトラハードコーティング

タイヤを洗浄後に充分乾燥させ、スプレーして乾かすと圧倒的な極上のツヤと光沢で新車以上の輝きが得られる。さらに『硬化型シリコーン』の採用により、コーティング被膜が剥がれにくく雨や洗車時にも抜群の耐久力で約3ヶ月効果を発揮する。
ワックスの種類 | 油性 |
施工方法 | スプレータイプ |
内容量 | 480ml (タイヤ約24本分) |
公式サイト | 製品詳細を見る |
CARMATE┃ブライトマジック 超艶タイヤWAX 耐久強化 C66

密着型のシリコンを配合することにより、光沢と輝きを強化しているのでツヤを重視する方におすすめ。雨などの水に強く約40日間の持続が可能です。ミスト状のワックスなので液だれしにくく、ホイールが汚れる心配がありません。また、紫外線を80%カットし色褪せやひび割れなどの劣化を防止できます。
ワックスの種類 | 油性 |
施工方法 | スプレータイプ |
内容量 | 480ml |
公式サイト | 製品詳細を見る |
CARMATE┃ブライトマジック 超艶タイヤWAX C34

一般的な泡タイプよりも光沢感をアップしたツヤ重視で、1度の使用で輝くようなツヤを与え高級感のある光沢が魅力。雨にも強い油性タイプで持続性にも優れ、紫外線を80%以上カットしタイヤの劣化を防ぎます。ミストタイプなのでスプレーするだけでタイヤ表面にまんべんなく塗布できます。
ワックスの種類 | 油性 |
施工方法 | スプレータイプ |
内容量 | 480ml (タイヤ約24本分) |
公式サイト | 製品詳細を見る |
油性の塗り込みタイプ3選
ソフト99┃BLACK BLACK

配合された特殊合成樹脂が、タイヤに深みのあるツヤと潤いのある光沢感を与えます。さらに、高い防汚性能により普段のお手入れは水洗いだけで完了。約60日間コーティング効果が持続するのでコスパ抜群です。スポンジと作業手袋がセットになっているので、購入後そのまま使用できる便利さも◎。
ワックスの種類 | 油性 |
施工方法 | 塗り込みタイプ |
内容量 | 110ml |
公式サイト | 製品詳細を見る |
Pro staff┃CCウォーターゴールド

高純度艶成分が100%配合され、濡れたような上品で深いツヤの仕上がりが魅力。溶剤無添加でタイヤを傷める心配がなく、撥水シリコンにより雨や汚れを防いで光沢を長期間持続。付属のアーチ形状の専用スポンジは、細部まで塗り込めてムラなく施行できます。
ワックスの種類 | 油性 |
施工方法 | 塗り込みタイプ |
内容量 | 190ml (タイヤ約50本分) |
公式サイト | 製品詳細を見る |
ソフト99┃タイヤブラックワックス

新車のような自然な美しさを引き立てタイヤ本来の自然なツヤが復活するのが特徴。コーティング皮膜が強く約1ヶ月の持続するので定期的な洗車に合わせて使えます。未塗装のPPバンパーや黒色のレザートップなどにも使用可能で汎用性の高さも魅力。
ワックスの種類 | 油性 |
施工方法 | 塗り込みタイプ |
内容量 | 170g |
公式サイト | 製品詳細を見る |
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※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
タイヤワックスの正しい塗り方
タイヤワックスは、知識がなく間違った使い方をするとムラができたりタイヤを劣化させる原因にもなります。そのため、正しい塗り方で最適な仕上がりを目指しましょう。
①タイヤを水洗いで洗浄する

ワックスを均等に塗るためにも、タイヤの汚れをしっかりと落とします。その後、乾いた布などでしっかりと水分を取りましょう。
※洗浄剤入りの場合、この作業は不要です
②タイヤワックスを塗る

各製品の施工方法に合わせてタイヤの側面にムラがないようにワックスを塗ります。拭き取りが必要な場合は、不要なタオルやウエスなどで乾く前に拭き取るようにしましょう。
注意
①タイヤのトレッド面(接地面)に付着すると滑りやすくなるため塗らないようにする。
②塗り過ぎると剥がれてボディを汚してしまうため適量にしましょう。
③ホイールやボディに付いた場合は、シミになるのですぐに拭き取りましょう。
③十分に乾燥させる

走行中にボディへタイヤワックスが飛び散るのを防ぐためにも、完全に乾かすことが重要です。
ワックスを使用する際の注意点
タイヤワックスは適切な使用をしないとタイヤを傷める原因となる場合があります。そのため、使用頻度やタイヤを保管する際の注意点を紹介していきます。
タイヤワックスを使う頻度の目安
タイヤの主成分はゴム製品であるため過度に使用した場合、劣化防止剤が溶け出してしまいひび割れを早める原因になります。そのため、ツヤを保ちつつタイヤの性能を維持するためにも水性のもは月に1回程度、油性のものは2〜3ヶ月に1回程度の頻度を目安にタイヤワックスを塗ることがおすすめです。
タイヤの保管前には水で洗浄する
夏用タイヤと冬用タイヤを履替えた時など使わないタイヤを保管する時は、タイヤワックスが表面に残っていると油脂成分を内部に閉じ込めてしまいゴムの硬化を早める原因になります。そのため、保管前には水洗いでタイヤのワックスを落としておくことがおすすめです。
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