バッテリーは消耗品のため数年に一度交換が必要になりますが、どのバッテリーを選んだらよいのか迷っている方も多いと思います。特に、アイドリングストップ車は通常の車と比べバッテリーにかかる負荷が大きく、高性能な専用バッテリーが必要になります。
そこで今回は、バッテリーの選び方とアイドリングストップ車におすすめのバッテリー5選を紹介しています。最適なバッテリーで愛車の持つ性能を最大限に発揮しましょう。
アイドリングストップ車バッテリー特徴
①バッテリーの消耗と劣化が早い
セルモーターはエンジンをかけるたびに動かす必要があり、エンジンを始動するための消費電力が非常に大きくバッテリーが消耗しやすいです。さらに、アイドリングストップによる頻繁なエンジン始動・停止の繰り返しは電圧を著しく低下させ、電圧が下がるほど劣化しやすくアイドリングストップはバッテリーにとって過酷な環境と言えます。
②バッテリー価格が高く寿命が短い
アイドリングストップ車には耐久性を確保するため、専用の高性能バッテリーが必要で価格が高くなるデメリットがあります。さらに、非アイドリング車のバッテリーの寿命の目安が2〜4年であるのに対し、アイドリングストップ機能搭載車のバッテリーの寿命は、それよりも短くなる傾向があります。
バッテリーの選び方
アイドリング車専用バッテリーを!
アイドリングストップ車のバッテリーは、「アイドリングストップ車専用バッテリー」という表記がある製品を必ず選びましょう。
アイドリングストップ搭載車は、エンジンの停止・始動を繰り返すことから急速に充電するスピードと耐久性の高い高性能なバッテリーが必要になります。通常車用バッテリーは急速充電に対応する機能を持たないため、アイドリングストップ搭載車専用のバッテリーが必要なのです。
※アイドリングストップ車に通常車用バッテリーを搭載した場合、アイドリングストップシステムが正常に作動しなくなったり、燃費性能の悪化やバッテリーの短寿命にもつながる場合があります。また製品補償の対象外になります。
バッテリー型式の確認
バッテリー購入前には、必ず、実際に車両に搭載されているバッテリー型式を確認しましょう。多くの車は、エンジンルーム内にバッテリーが搭載されています。一般的に、バッテリーの天面(ふた)には型式が表示されています(型式が書かれたラべルが貼ってある場合もあります)。
規格・バッテリーサイズの見方
アイドリングストップ車用バッテリー「M-42R」のように、4桁のアルファベットと数字が組み合わされた表記です。この表示を例に挙げると表記内容は以下のようになります。
M | バッテリーの サイズ | アルファベット1文字でバッテリー サイズを表示 |
42 | バッテリーの 性能ランク | 数字が大きいほど性能が高い ※50未満2刻み、50以上5刻み |
R | 端子の位置 | +端子を手前にしたとき+端子が 右にくるとR 左にくる場合は無表記 |
新しいものに交換する場合は、バッテリーサイズの表記が同じで、かつ端子位置が同じであることが必須条件です。例えば「M-42R」のバッテリー交換であれば、新しいバッテリーは「M」「R」の表記があり数字が「42」以上であればOKです。
バッテリーおすすめ5選
【パナソニック】ブルーバッテリー カオス
パナソニックの最上位モデルで、アイドリングストップ車と標準車の両方に対応し高いシェアを誇っています。大容量かつ軽量と優れた減液抑制性能により、アイドリングストップ機能をハイクオリティで実現。低価格ながら高い高速充電性能と長寿命により、カーバッテリーとしては国内で最も人気が高い。
製品保証 | 2年間 「製品保証延長キット」の同時購入 でバッテリーの製品保証を1年延長、 最大3年になります。 |
公式サイト | 製品詳細を見る |
【GSユアサ】エコアール レボリューション
GS ユアサは、自動車・二輪車用の鉛蓄電池で国内のシェアはトップ、世界でも第2位のシェアを占めるバッテリーの老舗ブランド。性能や品質は折り紙付きで、長寿命が最大の特徴。充電速度向上と放電耐久性を兼ね備え、国内最強と呼び声高い人気のメーカー。
製品保証 | 24か月または4万km |
公式サイト | 製品詳細を見る |
【ボッシュ】ハイテックプレミアム
ヨーロッパを中心に採用されEFB (Enhanced Flooded Battery) テクノロジー呼ばれる技術を採用し、充放電能力が高いのが特徴。従来製品と比較し充電受入性能が1.75倍でクイックチャージ性能に特化しています。高級バッテリーの中では求めやすい価格帯ながら、上面に液栓がないトップフラット特殊電解液還元構造なのでメンテナンスフリーでOK。
製品保証 | 18ヶ月または3万キロ |
公式サイト | 製品詳細を見る |
【HITACHI】タフロング プレミアム
タフロングプレミアムシリーズもアイドリングストップ車、標準車の両方で使えます。高い充電速度が特徴で、その数値は従来の1.8倍。発電機の稼働時間が減ることから燃費の向上にも繋がるとのこと。クイックチャージ性能に重点を置いており、国産メーカー内では比較的低価格のバッテリーになります。
製品保証 | 24カ月または4万km |
公式サイト | 製品詳細を見る |
【アトラスBX】Start Stop
アトラスは世界110カ国の信頼を持つ韓国電池が製造している、バッテリー専門メーカーです。新カルシウム合金を採用した極板によって放置時に電力を消費する自己放電を抑制。さらに、鋳造式一体型ストラップによって振動に強く始動性能も高いのが特徴。
製品保証 | 18か月または3万km |
公式サイト | 製品詳細を見る |
バッテリーの取り付け方
カーバッテリー【Q&A】
交換時期はいつ?
交換時期の目安は18ヶ月または3万km
各メーカーの保証するアイドリングストップ車用バッテリー寿命の目安は18ヶ月または3万km(通常車用は3年または5万km)。
もちろん、この期間を超えたからといってバッテリーが使えなくなるわけではありませんが、アイドリングストップ車は通常車以上にバッテリーの状態に注意し、交換時期を大幅に過ぎてしまわないようにしましょう。
車のバッテリーはどれぐらいで上がるの?
ヘッドライトは一晩、室内灯は約40時間
うっかりヘッドライトや室内灯をつけっぱなしにして車から離れてしまった場合、ヘッドライトの場合なら大体一晩。 室内灯だと約40時間でバッテリー上がりを起こします。 全くエンジンを掛けない状態が続くと、約3カ月でバッテリーは自然放電してしまいます。
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