バッテリーは消耗品のため、数年に一度交換が必要になります。そのため、新品のバッテリーを探しているが種類が豊富でどれを選んだらよいのか迷っている方も多いのではないでしょか？バッテリー次第で車の性能が大きく変わるため慎重に選ぶことが大事です。
そこで今回は、バッテリーの選び方と標準車（充電制御車）におすすめのバッテリー5選を紹介しています。最適なバッテリーで愛車の持つ性能を最大限に発揮しましょう。
充電制御とは？
充電制御車とは、バッテリーの充電をさせたり充電を一時的に止めたりを繰り替えす機能を備えた車になります。つまり、オルタネーターの動きにONとOFFがあるということになります。充電制御車ではない車の場合、エンジンを掛けている間はずっとオルタネーターが発電をしている状態です。
これに比べて、充電制御車の場合は、バッテリーの充電状況が充分な時には、一時的にオルタネーターの働き（発電）を止めることで、エンジンの負担を軽減させて燃費向上を図る目的があります。
通常車（充電制御車）バッテリー特徴
大容量で充電受入性能が高い
充電制御車用のバッテリーは、オルタネーターが常に発電しないため短時間でバッテリーの充電が必要になります。そのため、従来のバッテリーよりも1.5倍〜2倍ほどの充電受入性能を持ち高速充電が可能になります。また、短時間での充電と放電に耐えられる高性能な大容量バッテリーが必要になります。
エンジンへの負担軽減と燃費が向上
充電制御車の充電システムは、燃費改善のためバッテリーの残量が一定水準に保たれている間は発電機の稼働を休めることができます。そのため、エンジンへの負荷が軽減され燃費が向上するメリットがあります。
種類が増えて価格帯も幅広い
充電制御用バッテリーは大容量かつ高速充電性能が高い分価格も上昇傾向にあります。しかし、最近では充電制御用バッテリーが増えおり価格帯が幅広く、かつてのように1万円オーバーではなく5,000円程度の比較的お手頃な価格でバッテリーが購入できます。
バッテリーの選び方
充電制御車対応バッテリーを！
充電制御車に対応バッテリー以外を搭載した場合、一定量の充電に至るまでに時間がかかるのでオルタネーター（発電機）の稼動が長くなり燃費に悪影響を及ぼします。しかも、バッテリーが上がりやすく寿命が短くなったり故障の原因にもなります。そのため、必ず充電制御車対応バッテリーを選びましょう。
バッテリー型式の確認
バッテリー購入前には、必ず車両に搭載されているバッテリー型式を確認しましょう。多くの車は、エンジンルーム内にバッテリーが搭載されています。一般的に、バッテリーのふたに型式が表示されています。充電制御車用のバッテリーかどうかを確認するには、商品名欄や説明欄にある【充電制御車用】【充電制御車対応】の文字が目印です。
最近の車（2010年以降）は、ハイブリッド車やアイドリングストップ車以外は基本的に充電制御車と思って差し支えないです。車検証で確認する場合「車両型式」が「CBA」もしくは「DBA」で始まるものが充電制御車になります。
規格・バッテリーサイズの見方
基本的には今使っているバッテリーと同じ数字とアルファベットのものがおすすめ。これまで以上に快適なドライブを楽しみたいなら容量が大きいバッテリーを選びましょう。
充電制御車バッテリーおすすめ5選
【パナソニック】ブルーバッテリー カオス
パナソニックの最上位モデルで高速充電性能を大幅にアップし、大容量にすることで頻繁な充電・放電によるバッテリーの劣化を抑えます。これにより、同ブランドの標準品に対して約1.66倍の長寿命を実現し長い期間交換せずに安心して乗り続けられます。さらに、減液抑制性能が高いので、メンテナンスの手間が少ないのも本モデルの特徴です。
| 補償期間 | 3年 |
| 公式サイト | 製品詳細を見る |
【ボッシュ】ハイテックプレミアム
ヨーロッパを中心に採用されEFB (Enhanced Flooded Battery) テクノロジー呼ばれる技術を採用し、充放電能力が高いのが特徴。従来製品と比較し充電受入性能が1.75倍でクイックチャージ性能に特化しています。高級バッテリーの中では求めやすい価格帯ながら、上面に液栓がないトップフラット特殊電解液還元構造なのでメンテナンスフリーでOK。
| 補償期間 | 18ヶ月または3万キロ |
| 公式サイト | 製品詳細を見る |
【GSユアサ】エコアール レボリューション
クイックチャージ性能 150％超により短時間で素早い充電が可能です。そのため、日常の買い物や駅までの送迎など「チョイ乗り」ユーザーにも安心して使えるバッテリー。さらに、耐久性が高く寿命指数250%超と圧倒的な長寿命を実感できます。
| 補償期間 | 36か月または10万km |
| 公式サイト | 製品詳細を見る |
【古河電池】Altica STANDARD
負極カーボン最適化と低抵抗セパレーターを採用し充電受け入れ性を大幅に向上。これにより、充電制御車の性能を最大限に発揮しエンジンへの負担を軽減とECOに繋がります。
| 補償期間 | 24ヶ月または4万km |
| 公式サイト | 製品詳細を見る |
【バルタ】SILVER DYNAMIC
最高技術が結集し高性能・ロングライフの最高品質はもちろん、ベストなコストパフォーマンスを実現。さらに、フリース状のマットに電解液を吸収させた構造で最大容量を確保しながら安定性と安全性を強化し、究極のパフォーマンスを追求した車のための最高峰バッテリーに仕上がっています。
| 補償期間 | 3年または距離無制限 |
| 公式サイト | 製品詳細を見る |
バッテリーの取り付け方
バッテリー【Q＆A】
交換時期の目安はいつ？
充電制御車用バッテリーは充放電を大きく繰り返すため劣化しやすいので、交換時期の目安は2〜3年です。
各メーカーの保証する充電制御車用バッテリー寿命の目安は3年または5万kmです。もちろん、この期間を超えたからといってバッテリーが使えなくなるわけではありませんが、バッテリーの状態に注意し交換時期を大幅に過ぎてしまわないようにしましょう。
コメント