車のパーツの中でもホイールは最も汚れやすく汚れが目立つ箇所ですが、複雑な形状で洗いにくく水をかけて擦るだけでは汚れが落ちません。そんな時に便利なのがホイールクリーナーですが、種類が豊富で何を選んだら良いのか悩んでいる方も多いと思います。
そこで今回は、ホイールクリーナーの選び方とおすすめ11選を紹介しています。洗浄方法も紹介しているので、最適なクリーナーでホイールをピカピカにしましょう。
ホイールが汚れる主な原因

ホイールの主な汚れはブレーキダストです。ブレーキダストとは、車のブレーキをかけた際に金属部が摩擦し発生する鉄粉です。鉄でできているため冷めると固着し、長期間放置すると酸化して簡単には取れなくなります。
ホイールクリーナーのメリット

ホイールクリーナーには非イオン系界面活性剤などの強い成分が含まれており、化学反応の力でブレーキダストなど固着した汚れを浮かせて軽く擦るだけで除去できるのが魅力。強く擦らないのでホイールを傷つけることなく安心です。また、ホイールクリーナーを散布することでスポンジやクロスを使っても届かない箇所も簡単にキレイになるから便利。
ホイールクリーナーの選び方
・使い方に適したタイプ
・注意書きのチェック
・効果や付属品の有無
最適なタイヤラックの選び方は、上記の4つのポイントをチェックすることです。それでは一つずつ具体的に解説していきます。
使い方に適したタイプ

ホイールクリーナーには「スプレー・シート・クリーム」と3つのタイプがあり、それぞれにメリットとデメリットがあるのでご自身の使い方や用途に合うものを選びましょう。
スプレータイプ┃全体の洗浄に最適

ホイールクリーナーの中でも主流なのがスプレータイプです。手が届かない細かい部分にも洗浄剤を吹きかけられるので、ホイール全体をまとめて洗うのに最適。洗浄力が高くブレーキダストや油汚れもしっかり落とせる。
使い方は、ホイール全体に吹きかけて数分放置してから水でしっかり洗い流すだけ。汚れが目立つ場所は専用のスポンジで軽く擦るだけでなので楽に洗浄できるのもポイント。
シートタイプ┃部分的な洗浄に最適

シートタイプは、スプレータイプよりも洗浄力は劣りますが液垂れする心配がなく水道がない環境でも気軽に使えるのが魅力。持ち運びにも便利なので、車内に常備しておくと汚れが気になった時すぐに使えます。
クリームタイプ┃頑固な汚れ落としに最適

クリームタイプは、コンパウンド(研磨剤)が含まれておりこびり付いた汚れを落とすのに最適です。スポンジやクロスに塗布して磨きながら汚れを落とすため、部分的な洗浄に向いています。また、コンパウンドによりホイールを傷める可能性があるのでスプレーでも落ちない汚れに試してみると良いでしょう。
注意書きのチェック

ホイールには、スチール・アルミ・マグネシウム・カーボン・チタンなど様々な種類がありますが、クリーナーによっては強力な成分で汚れを除去します。そのため、適したクリーナーを使用しないと腐食や変色・メッキ剥がれなどホイールを傷める場合があるので、購入前に必ず注意書きを確認しましょう。
コンパウンドの有無を確認する

ホイールクリーナーには、研磨剤が含まれるコンパウンドタイプと含まれないノーコンパウンドタイプがあります。コンパウンドが含まれていると洗浄力が高くホイールに傷をつけてしまう場合があるので、傷を付けたくない場合はノーコンパウンドを選びましょう。
効果や付属品の有無
ホイールクリーナーの中には洗浄以外にもプラスαの効果やメリットもあるため、しっかり確認してお得なものを選びましょう。
コーティング作用で綺麗な状態を維持
コーティング作用付きのものだとホイールの洗浄と同時にコーティング被膜を形成するので、以下の2つのメリットが得られます。
1)防汚・撥水

防汚・撥水効果により、ホイールに汚れが付きにくくキレイな状態を維持できるので洗車時間の短縮や回数を減らすことができます。頻繁に洗車ができない方におすすめ。
2)艶出し

艶出し効果により、ホイールの輝きが復活して車全体が引き締まって見えます。洗車後の仕上がりにこだわりがある方におすすめ。
臭いに敏感な方は低臭タイプ

ホイールクリーナーには『チオグリコール酸アンモニウム』という薬品が使われており、アンモニアの強い刺激臭により作業がしずらくなったり気分が悪くなる場合があります。その対策として、各メーカーから低臭気・無香性や香り付きのものもあるため、臭いが気になる方は低臭タイプがおすすめ。
ブラシやスポンジ付きならすぐ使える
スプレータイプの場合、洗浄ブラシやスポンジが付属しているものもあります。ホイール洗浄用の道具を揃える必要がなく、購入後すぐに洗浄できるのであると便利です。
他のパーツにも使える万能型なら、洗車効率が大幅にアップ
ボディや窓ガラス、タイヤなどにも洗浄可能なものならまとめて洗えるから超便利。手軽に洗車を終わらせたい方は、汎用性が高く他のパーツにも使用できる万能型がおすすめ。
ホイールクリーナーおすすめ11選
スプレータイプ7選
【シュアラスター】ホイールクリーナー S-65

泡立ちが良い豊富な泡で、ブレーキダストなどの汚れを包み込み浮き上がらせてしっかり落とせる。ノーコンパウンドなのでどんなホイールにも安心。また、細かい部分もしっかり洗える専用スポンジと爽やかなミントの香り付きで効率良く作業ができます。
内容量 | 400ml |
付属品 | 専用スポンジ |
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【ウィルソン】ホイールクリーナー&コート

強力な洗浄成分を配合し、ブレーキダストなど頑固な汚れもスッキリ落とせる。さらに、高分子シリコーン樹脂のコーティングにより、防水・防錆効果が得られホイールを守ります。また、溶剤はジェルに近い液体でホイールに絡みやすく液垂れしにくいのも特徴。
内容量 | 500ml |
付属品 | メッシュブラシ |
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【カーメイト】マルチホイールクリーナー マグナショット C21

ホイールとタイヤも丸ごと洗える便利な足回り専用クリーナー。ブレーキダストや油汚れなど水では落ちない汚れも徹底的に除去できます。また、ノーコンパウンドなのでホイールキャップなど幅広い素材にも使用可能。
内容量 | 500ml |
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【リンレイ】ウルトラハードクリーナー ホイール&タイヤ用

吹きかけてから約5分間放置して勢いよく水で流すだけで洗浄できる常識を覆したクリーナー。ジェルタイプの泡が汚れに密着し、固着した汚れを剥がす強力な洗浄力を発揮。タイヤの汚れも同時に落とせる便利さも魅力。
内容量 | 700ml |
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【ソフト99】ディグロス ホイールトニック

きめ細かい泡がホイール表面に密着し、ブレーキダストなど頑固な汚れを強力に洗浄しながら撥水コーティング被膜を形成。水アカや汚れがつきにくくなり、雨天時の走行後もホイールの光沢感をしっかり持続する。
内容量 | 400ml |
付属品 | 専用スポンジ |
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【プロスタッフ】グラシアス アイアンリムーバー S164

定着性が高い低臭タイプのジェルで有効成分をしっかりと密着。足回りのブレーキダストをしっかりと包み込み、素早く赤紫色に化学反応させ根こそぎ溶かし落とします。水でサッと流せるのでスピーディーな作業が可能。
内容量 | 400ml |
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【CCI】スマートシャイン ホイールパープルONE
スプレーして放置するだけでパープルパワーの力でブレーキダストを分解して強力除去。洗浄と同時に特殊成分を配合した撥水コーティングにより、高い防汚効果が長期間持続し汚れの固着を抑制しながら輝きが持続する。
内容量 | 400ml |
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シートタイプ2選
【ソフト99】フクピカホイール専用拭くだけシート

液剤が飛び散る心配がなく、軽く拭くだけでブレーキダストや油汚れなどを落とします。使用後は雨や汚れを弾いて美しい仕上がりが持続する。大判サイズなので保水力が高く、1枚でホイール2本分の洗浄が可能。
内容量 | 10枚 |
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【プロスタッフ】クルマまるまる おもいっきりワックスクロス

これ一つでホイールはもちろん、車の外装ならどこにでも使える便利なワックスインクロス。汚れの気になる箇所をサッとふくだけで埃や虫汚れ・鳥フンなど落として抜群の水ハジキと煌めく光沢効果が得られる。
内容量 | 24枚 |
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クリームタイプ2選
【ソフト99 】ホイールクリーナー B-031

コンパウドを配合し洗車では落ちないホイールの汚れをスッキリ落とす。ホイールに優しいクリームタイプで小キズを解消しながら、ツヤ感がしっかり出るので新車時のような輝きを復活させることができます。
内容量 | 65g |
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【プロスタッフ】メッキクリーナー 魁 磨き塾 S-72
クリーナー+鏡面コンパウンドのダブル配合により、頑固な汚れを強力に洗浄。さらに、ツヤ出し保護成分によりアルミホイール鏡面の輝きが甦る。グリルやドアノブなどメッキならどこにでも使える汎用性の高さも魅力。
内容量 | 80ml |
付属品 | 拭き取り用クロス×4 |
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※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
正しいホイールの洗浄方法
ここでは、ホイールの正しい洗浄方法についてご紹介しています。頑固な汚れをしっかり落としてホイールをピカピカにしましょう。
ホイールの洗浄に必要な道具
①ホース
②バケツ
③スポンジ
④カーシャンプー
⑤ホイールクリーナー
⑥拭き上げタオル
ホイールの洗浄手順
基本的にはボディの洗車と同じ要領で大丈夫です。初めての方にも分かりやすいようホイールの洗浄方法を紹介していきます。
①水洗いする
タイヤ・ホイールやフェンダー部分の砂や泥など、擦ると傷がついてしまう汚れを水で洗い流します。可能であれば高圧洗浄機を使うと汚れが落としやすいです。
②カーシャンプーで洗う
バケツに水とカーシャンプーを入れてたっぷり泡立てます。スポンジやホイールブラシなどでホイールを優しくなでるように洗い、表面に付着した軽い汚れを落とします。泡が残らないよう水洗いでしっかり落とします。
力強く擦ると傷が付く原因になります。カーシャンプーをたっぷりと使い洗剤の力で汚れを落としましょう。
ここまでの段階は、砂や泥などを落とすのが目的なので簡単に洗うだけでOKです!
③ホイールクリーナーで鉄粉を除去する
スプレーをホイール全体に吹きつけたら汚れが浮き上がるのを待ちます。その後、スポンジやホイールブラシでホイールを優しくなでるように洗いブレーキダストを落とします。
カーシャンプーだけで基本的に汚れは落とせますが、固着したブレーキダストはホイール専用の洗浄剤を使わなければ落ちません。
④タオルで水分を拭き取る
水分が残っていると水垢の原因になり汚れが付着してしまいます。洗浄後は拭き上げタオルで水分を拭き取りましょう。
【Q&A】よくある質問
- Qホイール洗浄の頻度は?
- A
ホイールの洗浄は車の使用頻度や環境にもよりますが、月に一回程度がおすすめ。しかし、冬場は融雪剤の塩化カルシウムの成分により金属の劣化を早めるため、雪道を走る機会が多い場合はこまめな洗浄が必要。
- Qホイールの内側も洗浄するべきか?
- A
ローテーションや冬タイヤに交換する時などホイールを外すので、年に2〜3回程度のペースで洗浄するのがおすすめです。
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