背が高く広い室内空間が魅力の軽ハイトワゴンは、重心が高くカーブでのふらつきやタイヤが偏摩耗しやすいのが特徴。そのため、ドライブをより安全かつ快適に楽しむため弱点をカバーできる専用タイヤがおすすめです。
そこで本記事では、軽ハイトワゴン用タイヤの特徴とおすすめ5選をピックアップして紹介しています。ハイト系のタイヤ交換を検討している方はぜひ参考にして下さいね。
軽ハイトワゴンの特徴
ハイトワゴン系軽自動車は、全高が1,600mmを超えており居室空間が広いのが特徴。しかし、全高が高いために普通の軽自動車と比べて2つの欠点があります。
ふらつきやすい
背が高くなると重心が高くなるため横の動きに弱く、カーブやレーンチェンジの際にふらつきが大きくなり運転中のイライラ・集中力の低下による事故も多く発生しています。
タイヤが片減りしやすい
ふらつきにより車が傾くことで、タイヤの外側に負担がかかり「片減り」が発生しやすくタイヤの交換頻度が早くなります。しかも、軽自動車は普通車よりもタイヤの回転数が多いので、さらに減りやすいです。
ハイト系専用タイヤのメリット
①ふらつきを抑えて安定性が向上
②偏摩耗を抑えて約1.5倍長持ち
①ふらつきを抑えて安定性が向上
背の高いハイト系最大のデメリットが、カーブやレーンチェンジ時のふらつきと傾きです。タイヤの外側を強化し剛性を高めることでふらつきを抑制しています。これにより、カーブやレーンチェンジ時での外側の倒れ込みを軽減し、安定感のある走行ができます。
②偏摩耗を抑えて約1.5倍長持ち
真ん中の溝は十分に残っていても外側だけが早くすり減ってしまうと交換が必要です。そのため、タイヤの溝に大きなブロックを配置し負荷を分散したり、摩耗に強いコンパウンドを採用するこで偏摩耗を抑制しています。
使用状況により差はありますが一般的なタイヤよりも摩耗寿命が約1.5倍も長いため、街乗りが多い方には顕著に差が出ています。
ハイト系軽自動車用タイヤおすすめ5選
【YOKOHAMA】BluEarth-RV RV03CK
濡れた路面でのグリップ性能が高いことで定評のあるブルーアースの軽ハイト専用タイヤ。ウェットグリップ性能は全サイズ最高レベルの“a”を取得し雨の日の安心感は抜群。
サイド部の剛性を強化し、ハイト系特有のふらつきと偏摩耗をしっかりと抑えて優れたロングライフ性能を発揮します。また、快適性にも配慮しソフトな乗り心地に加え、会話や音楽を楽しめるより静かな車内空間が魅力。
・年間の走行距離が多い方
・雨の日の安全と快適性ならコレ!
転がり抵抗性能 | A |
ウエットグリップ性能 | a |
サイズ | 13〜16インチ |
偏平率 | 55〜80% |
公式サイト | 製品詳細を見る |
【DUNLOP】ENASAVE RV505
新開発のふんばりテクノロジー(路面をしっかり捉えて荷重をがっちりと支える技術)を採用し、コーナリング時や高速走行での不意な横風により外側へ負担がかかる時にしっかりと踏ん張って安定した走行ができます。
一般的な同等サイズのタイヤは主溝が3本なのに対し、主溝が2本で切れ目が少ない分タイヤ剛性が高く安定性が高いのが特徴です。
従来品『504』と比較し耐ふらつき性能を19%・耐摩耗性能を53%向上し、さらなるロングライフへと進化。転がり抵抗性能は全サイズで“AA”を取得しているので、燃費を気にされている方からも人気があります。
・ふらつきを抑えて安全で快適
・低燃費で長持ち、お財布への優しさならコレ!
転がり抵抗性能 | AA |
ウエットグリップ性能 | b〜c |
サイズ | 13〜20インチ |
偏平率 | 35〜70% |
公式サイト | 製品詳細を見る |
【TOYO TIRES】TRANPATH Luk
ミニバン専用タイヤの先駆者であるトーヨーのハイト系用タイヤ。独自技術のスーパーハイターンアップ構造とワイドトレッド化により、『縦にしなやか、横にしっかり』安定した走りと上質で快適な乗り心地を実現。
サイレントウォールというパタンノイズを低減する技術により、耳障りな音を軽減し快適な範囲に収まっているので長距離ドライブでも疲労が少なくストレスを感じにくい。
・静かで快適、本当に疲れにくい
・ふらつきと偏摩耗を抑えるならコレ!
転がり抵抗性能 | A |
ウエットグリップ性能 | c |
サイズ | 13〜16インチ |
偏平率 | 45〜80% |
公式サイト | 製品詳細を見る |
【BRIDGESTONE】REGNO GR-Leggera
軽自動車特有の周波数音と振動を抑えるノイズ吸収シートにより、タイヤが路面から拾う音の軽減と凹凸もある程度受け流すのでハンドルのブレが少なく運転しやすいです。
ハイト系タイヤの中でも剛性が高く安定しているのでふらつきが少なく疲れにくい。据え切りや小回りの多い軽自動車に対応した専用の高耐摩耗ゴムにより、最上級のトータルパフォーマンスより長く発揮できます。
・より安全で長持ちする
・高性能なワンランク上のタイヤならコレ!
転がり抵抗性能 | A |
ウエットグリップ性能 | b |
サイズ | 14〜15インチ |
偏平率 | 55〜65% |
公式サイト | 製品詳細を見る |
【GOODYEAR】EfficientGrip RVF02
接地形状を滑らかにすることで路面からの衝撃を緩和しノイズを分散することで、高いレベルでの静粛性とソフトな乗り心地を実現。
接地圧を分散し摩耗の均一化を図ることで耐摩耗性能を大幅に向上。さらに、転がり抵抗性能は“AA”を取得し、右左折やストップ&ゴーの多い街乗りで走るのに最適なライフ性能と低燃費性能を発揮できます。
・性能のバランスが良い
・街乗りに最適なタイヤならコレ!
転がり抵抗性能 | AA |
ウエットグリップ性能 | b〜c |
サイズ | 13〜20インチ |
偏平率 | 35〜70% |
公式サイト | 製品詳細を見る |
まとめ
タイヤは見た目では違いが分かりにくいですが、ふらつきを抑えるのに特化したハイト系軽自動車用タイヤは愛車の走りを大きく変えることができる本当に良いタイヤです。どのタイヤを選ぶかは各タイヤメーカーにより少しずつコンセプトが違うため、カーライフに合わせて最適なタイヤを選びましょう。
また、車に不満を感じている方は車を乗り換える前に、一度タイヤの交換を考えてみるのも良いかもしれませんね。
コメント