タイヤは4本セットで交換するとけっこうな値段となるため、できる限り安くタイヤを購入したいと悩んでいる方も多いと思います。タイヤにあまり予算がかけられない方におすすめなのが激安のアジアンタイヤです。
そこで本記事では、アジアンタイヤの特徴とおすすめタイヤ6選をピックアップして紹介しています。タイヤをできる限り安く購入したいという方はぜひ参考にして下さいね。
アジアンタイヤとは?
アジア各国(中国や韓国、台湾、インドネシアなど)で作られているタイヤのことです。国産のタイヤ販売価格よりも、とにかく安くてリーズナブルなのが最大の魅力。安くて良いタイヤの需要が高まり、国内のカー用品店やネット通販でも目にする機会が多くアジアンタイヤに興味がある方も多いと思うので、その特徴を見ていきましょう。
メリット&デメリット
安さが最大の魅力のアジアンタイヤですが、その反面デメリットもあります。
【メリット】
・国産タイヤ(平均以上の性能のモデル)と比べ非常に安い価格設定でリーズナブル
・近年では国産タイヤの性能と変わらないブランドも多くなっている
【デメリット】
・高いタイヤと比べると「乗り心地」「静粛性」「グリップ力」に劣る部分がある
・国産タイヤと比べて販売している店舗が少ないため、手元に届くことが難しい
・日本国内のタイヤ公正取引協議会へ届け出ているタイヤが少ないため、「転がり抵抗性能」「ウェットグリップ性能」「低燃費性能」などの細かい情報が少ない
タイヤの値段
タイヤメーカーや販売店舗により価格は異なりますが、国産タイヤとアジアンタイヤの相場をタイヤサイズごとに紹介しています。
サイズ | 国産タイヤ | アジアンタイヤ |
14インチ | 14,000〜32,000円 | 12,000円〜 |
15インチ | 24,000〜48,000円 | 14,000円〜 |
16インチ | 28,000〜56,000円 | 16,000円〜 |
17インチ | 38,000〜80,000円 | 20,000円〜 |
18インチ | 50,000〜100,000円 | 23,000円〜 |
タイヤが安い理由
アジアンタイヤが安く手に入る理由は、日本と比べてアジアの人件費は1/2〜1/3程度と圧倒的に安く済むからです。また、原材料となるゴムを輸入しないで賄えるため大幅な材料費カットにつながります。さらに、国内に店舗を持たずインターネット販売できることも、タイヤを安くできる要因になります。
タイヤの性能評価
10年程前は国産タイヤと比べて値段は安いが質の悪いタイヤでした。しかし、日本やヨーロッパのタイヤメーカーと技術提携を行いグリップ性能が大幅に向上。スポーツタイヤとしての需要が高くモータースポーツにも使用されています。近年は、コンフォート(乗り心地や静粛性)にも力を入れています。
新車に純正で採用されている
どの自動車メーカーも、純正品としてタイヤを採用する場合は厳格な基準を設けています。そのため、純正品として採用されているタイヤは品質が保証されているので安心。
ハンコック(韓国) | ・トヨタ ・ダイハツ ・ベンツ ・日産 |
ネクセン(韓国) | ・ポルシェ ・フィアット ・ルノー ・フォルクスワーゲン |
アジアンタイヤに向いている人
・とにかく安くタイヤを購入したい方
・タイヤの性能にこだわりがない方
・車に乗る頻度が極端に少ない方
・長距離移動が多くが消耗が激しい方
現在国内で流通しているアジアンタイヤは、安全に走行できる十分な性能を持っています。コスパを考えるとタイヤの性能にこだわりがない方にはアジアンタイヤがおすすめ。
また、車を週末にしか乗らない方もをするコスパ重視のタイヤを選ぶと良いでしょう。長距離移動が多い方は毎回アジアンタイヤを選ぶと交換費用の大幅な節約ができます。
おすすめのブランド
ここではアジアンタイヤの中でも高品質で低価格な、コスパに優れたブランドを4つに厳選して紹介しています。さらに、製品の特徴やお得なタイヤについても解説しています。
NANKANG(ナンカン)
60年の実績を持つ台湾の大手タイヤメーカー。豊富なサイズラインナップとコストパフォーマンスに優れており、日本でも人気が高いです。高品質タイヤの開発に取り組んでおり走行性能に優れているので、安くても良いアジアンタイヤを探している方におすすめ。
ECONEX ECO-2+ | 雨に強いエコタイヤ |
NS-25 | グリップ性能が高いタイヤ |
KUMHO(クムホ)
1960年に設立された、韓国のタイヤメーカー。高品質が魅力で20社以上の自動車メーカーの新車装着実績があります。日本でも約40年の販売実績があり、信頼性の高いアジアンタイヤを探している方におすすめ。
ECOWING ES31 | ワンランク上の低燃費タイヤ |
ECSTA HS51 | 研ぎ澄まされた快適なタイヤ |
KENDA(ケンダ)
1962年に設立された、台湾のタイヤメーカー。スポーツ向けのタイヤが豊富なのでドリフトやカーブの多い山道を走る機会が多いドライバーに向いて向いています。アジアンタイヤの中でもリーズナブルで、お手頃価格のアジアンタイヤを探している方におすすめ。
KR203 KENETICA ECO | オールラウンドタイヤ |
KR20 KAISER | リアルスポーツタイヤ |
HANKOOK(ハンコック)
韓国で設立され高い技術力で業績を伸ばしている注目のタイヤメーカー。国内外のモータースポーツ競技会で公式タイヤに指定されており、レースファンにも知名度が高いです。エコタイヤのラインナップが豊富で乗り心地も優れているため、街乗り用のアジアンタイヤを探している方におすすめ。
KINERGY ECO2 | 街乗りや通勤に最適なタイヤ |
VENTUS PRIME4 | 走行性能に優れたタイヤ |
アジアンタイヤおすすめ6選
【KUMHO】ECOWING ES31
新構造と非対称パターンの採用により走行中の過度な発熱を抑制しエネルギーロスを最小化したり、空気抵抗を低減することで低燃費性や耐久性に大きく貢献。さらに、操縦安定性も高くトータルパフォーマンスに優れる。
推奨車種 | 軽自動車、コンパクト セダン、ミニバン |
転がり抵抗性能 | A |
ウェットグリップ性能 | c〜d |
サイズ | 13〜17インチ |
公式サイト | 製品詳細を見る |
【HANKOOK】Kinergy ECO2
最適な溝の幅・位置により、高い排水性能を持ちハイドロプレーニング現象を抑制。さらに、高硬度のビード補強材を使用することで直進安定性を向上させました。オールラウンドなパフォーマンスを発揮するタイヤです。
推奨車種 | コンパクト ミニバン、セダン |
サイズ | 13〜17インチ |
公式サイト | 製品詳細を見る |
【LINGLONG】COMFORT MASTER
コンフォートマスターの名の通り、快適で静かな乗り心地を極めたコンフォートタイヤ。さらに濡れた路面での走行性能も高く、お値段以上の満足感が得られるコスパ最強のアジアンタイヤで多くの支持を得ています。
推奨車種 | 軽自動車、コンパクト セダン、ミニバン |
サイズ | 13〜17インチ |
公式サイト | 製品詳細を見る |
【KENDA】KR203 KENETICA ECO
非対称パターンによって高い安定性と乗り心地を実現。独自のコンパウンドにより、相反する転がり抵抗とグリップ力を向上しています。高い耐摩耗性能と低燃費性能をバランス良く設計し街乗りや通勤に最適なタイヤ。
推奨車種 | 軽自動車、コンパクト セダン、スポーツ、ミニバン |
サイズ | 13〜18インチ |
公式サイト | 製品詳細を見る |
【HIFLY 】HF201
静粛性に加え、転がり抵抗を減らし耐久性と燃費性能を向上。快適なドライビングだけでなく、環境にも優しいコンフォートタイヤ。
【MINERVA】209
トレッドパターンに左右非対称デザインを採用し3本の縦溝幅を確保することで、高い排水性とハイドロプレーニング耐性により雨天時でも安全で安心なドライブができる。
推奨車種 | コンパクト ミニバン、セダン |
サイズ | 14〜15インチ |
公式サイト | 製品詳細を見る |
まとめ
アジアンタイヤと国産タイヤを比較しても、性能や安全性に大きな差はなく国産タイヤに拘る時代は過ぎたと言っても良いでしょう。
しかし、日本ではまだまだアジアンタイヤの人気が低いのが現状です。お金に余裕があるならディーラーやタイヤ専門店で国産タイヤを購入するのも良いですが、高額なタイヤ代を節約したい方はお買い得なアジアンタイヤを検討してみましょう。
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